クローズドサークル物の作品では名作の一つに数えられる、と勝手に思っている作品です。
学生の頃推理小説にハマって色々読んでましたが、その中でもこの作品は印象に残ってますねー。
粗筋としては、大学の推理小説サークルのメンバーが孤島の曰く付きの館に1週間泊まり込み、合宿のような感じで楽しむつもりが、あんな凄惨な事件が起きるとは…といった感じです。
今の時代1週間も連絡ができず隔離される島なんてあるのかな?と少し思いましたが、そこはご愛嬌。
誰が一体なんのためにどうやって殺したのか?を純粋に楽しむ推理小説ですね。
一人、また一人と殺されていくにつれて生き残っている人間達の本性が現れていく…
推理もいいですが、こういった閉ざされた空間で徐々にむき出しになっていく人間性を見るのも面白いんですよね。
トリックも、種明かしを読んでその伏線に、成る程よく思いつくなー、と感心してしまいました。
今、丁度コミカライズされているようで漫画版もありますので、小説が苦手な人はこちらでも楽しめるようになっています。
セミリタイアして暇な人は是非とも読んでみてください。
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