懐かしいですね。
当時学生だった私は、毎週週刊マガジンで読んでました。
堂本剛演じるドラマ版も、漫画とは違った良さがあり毎週見てましたよ。
放課後の魔術師は、今でもトラウマになるほど怖かった...
当時はコナン君と双璧をなす、推理漫画として一世を風靡していましたね。
そんな金田一君ですが、当然推理漫画なので殺人事件が起こります。
当時はあまり気になりませんでしたが…
それ、実現可能なトリックなの?というものもちらほらあったのは否めません。
水曜日のダウンタウンでも取り上げられていたので、もしかしたらご存知かもしれませんが、フィジカルが強くないと無理なトリックもあり。
そんな、犯人達のトリックを現実的に検証すると如何なるのか?
そういったコンセプトで出来上がったのが本作。
まさかの、「犯人達の事件簿」というスピンオフ漫画が誕生したのです!
内容
イロモノ漫画と思うなかれ。
これ、意外と結構面白くてですね。
確かに、冷静に検証するとそうなるよな…というのから、果てには金田一少年の異常性を指摘する場面まであり。
当時は特に意識しなかったですが、色々と犯人たちの犯行に無理があることがわかってきます。
犯人たちの名言
トリックの難易度の高さとは別に、本作では金田一少年の異常さも指摘されています。
確かに...容疑者を一堂に集めて、「犯人はこの中にいる!」というのが金田一君のいつものパターン。
しかし冷静に考えると...なんで推理劇を披露する必要があるのか?というツッコミが入ります。
じわじわと嬲るように追い詰める金田一君。
「あいつ、シャブでもやってるんじゃねーの?」という金田一君への犯人のツッコミはちょっと笑ってしまいましたよ。
「やることが…やることが多い…!」
という犯人のぼやきも尤もで、トリック一つやるにも大変な苦労があるんだなぁ、と変に感心してしまいました。
終わりに
他にも、氷橋の作成も、実際無理でしょ、と思うぐらい過酷な作業で興味深かったですし、犯人達が如何に苦労して反抗に及んだのかが赤裸々に描かれています。
もう一度原作を最初から読んでみようかな?と思えるぐらいには楽しませてもらえる作品に仕上がってますよ。
金田一君をリアルタイムに読んでいた世代なら、きっと楽しみながら読めること間違いなし。
お勧め漫画です!