この中に...一人...ユダがいる!
そんな感じで始まる「六人の嘘つきな大学生」、皆さんはもうお読みになられましたでしょうか?
...おや?まだ読んでいない?
いけませんね。かの有名な浅倉秋成先生の出世作であるこの名作を、未だ読んでいないなんて...
人生損していますよ!
ということで、今日はハートフル就活サスペンス小説「六人の嘘つきな大学生」を紹介していきたいと思います。
誰も僕を責めることはできない
舞台は就活。
今を時めくIT企業の最終面接まで辿り着いた6人の就活生たち。
イケメン、美人、秀才、リア充...
今までの学生生活で一軍街道を突っ走ってきた錚々たる大学生。
最終面接を前に飲み会を行い、勝っても負けても恨みっこなし。
そんなカラッとした仲間たちが挑んだのは...話し合いで、一人だけ内定者を選ぶとしたら誰か?というお題。
勿論、選ばれた人間だけが内定を獲得し、そのほかの人間は全員不合格。
そんなデスゲームのようなグループディスカッションが始まり、そして...
一人一人明かされる過去に犯した過ち。告発者は一体だれなのか?
明かされる最後の結末とは?
終わりに
二転三転する人物像。
所詮一皮むけば人間なんて...と思わせておいてからのどんでん返し。
嫌いじゃない。嫌いじゃない展開でした。
こういう小説を読むと、人間も捨てたもんじゃないな、そう思えます。
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それだけの価値のある小説だと、胸を張ってお勧めできる名作です。
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