「今日の仕事は楽しみですか?」
数年前にJR品川駅内に表示されたこの広告。
サラリーマンからの猛烈な批判を受けてわずか1日で終了したみたいですが、3年経った今でも忘れられないフレーズ。
少なくともインパクトはあった広告だったのだと思います。
皆さんは仕事を楽しんでしますか?
どうも私の職場は楽しくないようで、今年に入ってから大量の離職者が発生しています。
わずか数ヶ月で何人も辞めてしまうという事態...
まさか、こんなにもFIREが世間に浸透しているとは...ネット社会だけの話だと思ってました。
今日はそんな輝かしい我が社のリタイア者を紹介していきたいと思います。
①一人目 Aさん
栄光ある退職トップバッターを務めたのは勤続年数20年。
大ベテランのAさんです。
この方、大ベテランなのですが責任のある仕事は絶対やりたくない!という強い意志を持つお方。
上司から仕事を振られる際、少しでも責任が発生しそうだと良く分からな言い訳をして拒否する人でした。
(そして尻ぬぐいをするのは大体私)
何時も辞めたい辞めたいと会社への愚痴をこぼしており、こういう人ほど辞めないんだろうなぁ..と思っていたら普通にやめました。
ていうか、2024年の仕事始めに会社に来ませんでした。
まさかのバックレ。20年も働いていた人がそんなことするんだ!?と驚きました。
②二人目:契約社員Bさん
二番手は、契約社員のBさん。
始業時間中も隙あらばスマホをポチポチ弄る困ったちゃん。
誰かが通るたびに仕事をするふりをしているのですがバレバレなのが玉に瑕。
ちなみに年齢は50代です。
この方はAさんと仲が良く、Aさんが辞めたのは会社のせいだ!ということを公然と仰るハートが強いお方。
普通に反骨精神が強く、事あるごとに上司に公然と歯向かっていたことが原因で契約を打ち切られることとなりました。
まぁAさんがいなくなって辞め時だと思ったんですかね?
残される身としては、一気に二人辞めるのはちょっと厳しい...
③三人目:再雇用Cさん
立て続けにAさん、Bさんが辞めて誰が仕事引き継ぐねん...と絶望している最中に、定年退職を迎えて再雇用中だったCさんも辞めることが決定。
元々定年を迎えた時に辞めるつもりだったのを引き留めていたのですが、二人辞めたことで業務負担が増えることを嫌がりあっさりと退職を決断。
まぁ既に普通に暮らせるだけのお金も持っているでしょうし、セミリタイア感覚で再雇用を受けただけ。
仕事が大変になりそうだったらさっさとやめるその決断は間違っていません。
誰だってそうする、私だってそうする。
④四人目:課長Dさん
自分の部下が大量に離職してしまった課長。
こりゃもうだめだな...と思ったのかあっさりと転職を決められました。
機を見るに敏。やはり出来る男は違う。
崩壊した自分の部署をしり目に、華麗なキャリアチェンジを決められました。
まぁ約半数の部下が立て続けにいなくなったら出世は絶望的でしょうし、責任者として誰よりも立て直しに苦労することは目に見えてましたからね。
三十六計逃げるに如かず。昔の偉い人もそういってました。
おまえもやめるんかーい!という突っ込みはさておき、クレバーな判断だとは思います。
残った人間は...
こうして2024年が始まってから約3か月ほどで4人の退職者を生むという前代未聞の偉業を達成した我が部署。
責任者である課長も辞めることから、だれがどの仕事を引き継ぐのかすら決まっていません。
勿論、決まっていないからと言ってやらなくてもいいわけもなく、誰かがやらなくてはいけません。
一体だれが...?当然、残った人間が手分けしてやる他ありません。
しかし
・私はもういっぱいいっぱいだから引き受けるのは無理!
・僕だってこれだけの案件を抱えているんですよ?これ以上はできませんよ!
残された課員は当然新しい仕事を引き受けたがらず、引継ぎが進まずに難航。
一方でタイムリミットは刻々と近づいてきています。
これは...ついにセミリタイアする時が来てしまったということでしょうか?
私が五人目の退職者に名乗り出るのもそう遠くない未来かもしれません!
終わりに
ふふふ、楽しんでいただけましたか?
勿論、今回のお話はフィクションです。
どこに数ヶ月で4人も辞める部署があるんですか?
やば過ぎでしょ。フィクションフィクション。
そんなこと、あるはずないじゃないですか。
そう、あるはずはない...そんなことがあるはずないんです。これは夢。
きっと...明日、目が覚めたらみんな仲良く働いているはずなんだ。
いやぁ、本当に仕事って楽しいですよね!