コツコツとお金を貯めて、やっとFIREを達成!
これからは毎日が日曜日!のは良かったのですが、いざFIREしてみると刺激が足りない...
ちょっとバイトでもしてみるか。
でも、ストレスが溜まる仕事はもう勘弁。
やってみたかったけど出来なかった仕事にチャレンジしてみようかな。
そんな軽い感じで働いてみたら、「FIRE卒業!」みたいな感じで茶化されて。
FIRE側からは裏切者扱い、労働者側からは馬鹿にされる始末。
兎角この世は住みづらいもの...
働かなくても良い自由を得たことは、必ずしも働いてはいけないことと同義ではないでしょうに。
ということで、この現代社会、軽々しくFIREを名乗るのにもリスクが存在します。
折角、臥薪嘗胆して達成した自由な生活にケチをつけられたら堪りません。
そこで今回、FIREの代わりになる新しい生き方を提唱したいと思います。
セルフベーシックインカム
遂にFIREを達成したぞ!社畜乙!皆さんはいつまで消耗しているんですか(笑)?
そんな風に自慢するから反発を受けるのであって、別の言い方にすれば良いのです。
そう、セルフベーシックインカムを達成した!とね。
FIREを名乗っておきながら働くことに、ネガティブな印象を持つ方が一定数いるのでしょう?
であれば、FIREを名乗らなければ良い。
働かなくとも暮らせるライフスタイルの名称を変えれば済むだけの話。
そこでセルフベーシックインカムの登場ですよ。
元々ベーシックインカムとは、全ての国民に所得制限などの条件を設けず、毎月一定額を政府が支給する社会保障政策のこと。
現時点では絵に描いた餅ですが、だったら政府に頼らず自分でベーシックインカムを作ってしまえば良いではないか、というのが今回の話。
セルフベーシックインカムであれば、Retire Early宣言していないのですから、仕事をしたって誰からも批判されることはない。
労働しても良いし、労働しなくても良い。
誰に憚ることなく自由を手に入れることが出来るのです。
もうFIREを名乗るなんて古い!
時代はSeBI(セルフベーシックインカマー)ですよ!
自縄自縛
大体おかしいんですよ。
FIREを名乗ってしまったがゆえに、働いてはいけないという謎の枷を嵌められてしまっては本末転倒。
本来は、キツイ汚い危険な3K労働からの解放が目的であって、きつくなく汚くなく危険でない仕事であれば別にOKな人もいるでしょう。
俳優?ミュージシャン?ゲームクリエイター?小説家?
貴方がいつしか諦めてしまった憧れの仕事にチャレンジできるチャンスを掴んだのです。
勿論、成功しない可能性は99.999%ですが...
でも良いじゃないですか。例え失敗しても、儲からなくたっても問題はありません。
だって、我々はセルフベーシックインカマーなのだから。
働かなくても幸せになれる時代に、私は、この仕事がしたいのです。
そんな天職に巡り合えるかもしれない。
その為のセルフベーシックインカムなのです!
終わりに
そうして、きついけれども誰かがやらなければならない仕事が段々と忌避されていき。
気が付いたら社会インフラ崩壊!
お金があってもケツを拭くぐらいしか役に立たないディストピアの誕生です。
ゴキブリにまみれた下水道の点検修理とか、うんこがこびりついた便所掃除。
働かなくても生活できるお金が全ての人に行き渡ったとしたら、これらは一体誰がやるというのでしょうね。
うーむ。誰かがババを引かなければ成り立たない社会である以上、椅子取りゲームは終わらないのか?
もういっそ、皆で一緒に下水道掃除しましょうか。
ゴキブリすら愛おしく感じられるようになれば、世界は平和になるのかもしれませんね!