ヒャッハー!
2024年、米国債券は暴落する!
衝撃的な見出しとなってしまいましたが...気づいてしまったのです。衝撃の事実に。
恐らく、この記事をアップすることで、「機関」から目をつけられてしまうでしょう。
それでも、米国債券への投資を検討している投資家の皆さんに、この情報を届けたい。
その思いだけで、本記事を書いています。
何故米国債券が暴落するのか?
残された時間も余りありませんので、手短に説明していきたいと思います。
米国政策金利チャート
此方のチャートは、1954年から2023年の米国の政策金利の推移を表しています。
2008年のリーマンショック以降、基本的にアメリカは金融緩和政策を取っていました。
その為勘違いしがちなのですが、実は政策金利が5%台というのはアメリカでは珍しくありません。
というのも、超長期チャートで見ると一目瞭然なのですが、1970年~2000年の政策金利を見ると、5%を下限として、10%を越えることもしばしば。
1980年代初めは、なんと20%も政策金利が高騰するという時期もあったのです。
つまり、政策金利が5%台になることは、15年振りではありますが、それ以前では珍しくない水準。
高金利とは言えないのです。
何故高金利だったのか?
何故1970年代から5%を下限とする高金利時代となってしまったのか?
偏にインフレが要因となります。
・世界的な異常気象によって農作物生産が減少し、供給不足となったことで1972~73年の穀物価格は2倍以上に上昇。
・1973年には第四次中東戦争が勃発し、アラブ諸国が原油価格の引上げ、減産、イスラエル友好国への原油輸出禁止措置を実施。
結果、原油価格が1年で4倍以上に高騰したこと。
これらが相まって、1972年は3.3%だったインフレ率が、1974年には12.3%と二桁にまで加速してしまいました。
要するにエネルギー&穀物の供給が需要に追い付かなくなり、結果インフレが起きたということです。
今後の展望
2021年時点では、石油輸出が全体の12%、ガス/LNGの輸出は24%と世界シェア1位。
世界でも有数のエネルギー輸出大国であるロシア。
2021年時点では、輸出量が小麦で世界5位、トウモロコシで3位。
この二国間の戦争が継続中は、当然供給量が激減しています。
特にエネルギーに関しては
・アメリカのシェールガスは、発掘にはコストがかかる油田しか残っていない。
・中東は、大型減産や、複数加盟国によるその後の自主的追加減産を発表。
・ロシアは言わずもがな。
と明るい見通しがありません。
実際、足元のWTI先物価格を見ても、原油価格はじりじりと上げってきており、このまま原油価格の高騰が再燃すれば、インフレは長期にわたって続くことが予想されます。
インフレが収まらないことから、金利は下がらない。
寧ろ、今後の情勢次第では更に上がる可能性が十分にあり得ます。
金利が上がる=債券価格は下がる。
つまり、2024年、スタグフレーションが発生し、米国債券は暴落するんだよ!
まとめ
米国CPIが下がってきているから、インフレはもう終息に向かっている?
確かに前年同月比で算出すれば、CPIは下がっているように見えるでしょう。
でもそれは1年前のCPIが高すぎたことによる、ただの数字のマジックです。
勿論、これからの未来は誰にも予測できません。
なんか突然戦争が終わって、原油が世界中から湧き出てインフレが終息。金利は低下。
長期債券価格が爆上げするなんて未来もあると思います。
ただ...投資系インフルエンサーの皆さんは、株式投資を勧める際、よく以下のグラフを持ってきますよね?
1800年に株式に1ドル投資していれば、今頃600倍になっている。
だから株式投資サイコー!みんな株に投資しようぜ!口座開設は此方から!
耳にタコができるほど聞いた話ですが、今はそこではなく。
問題は...株式では超長期チャートを基に株式投資を推奨しているのに、何故債券では、2008年以前の政策金利の推移を載せないのか?
株式と同じように、直近だけではなく超長期チャートを提示し、過去の金利推移の要因を基に債券投資の是非を論ずるべきでは?
15年ぶりの高金利!等と喧伝するだけであり、それ以前の政策金利がどうだったのか、説明しない。
それはフェアではない。そう思い筆を執った次第です。
今の債券投資家に圧倒的に足りないもの...それは危機感。
もしかして...債券価格が今が底値と思ってるんじゃないかね?
以上、拙い記事を読んで頂き、ありがとうございました。
この記事が、貴方にとって投資戦略の一助になれば幸いです。
最後に一言だけ。投資は自己責任です。
終わりに
へへへ、やっちまったぜ...
衝撃的なタイトルをつけて、それっぽいことを言ってPVを稼ぐ。
卑劣...いとも容易く行われるえげつない行為...
しかし、今は悪魔がほほ笑む時代。
「投資は自己責任」という錦の旗を掲げれば、どんな投資記事を書いても許されるのです。
いや、別に変なことは書いているつもりはありませんが。
しかし、実際どうなるんでしょうね。