以前、米国債券投資の話をしたじゃないですか？
今、米国長期債券が熱い！今買わなくていつ買うの！？
みたいな感じで。
とはいえやっぱり為替リスクが怖いので、米国ETFの配当金でちょびっと買ってみたんですが、なんでしょう...
なんか、騙されてない？という、うっすらとした不安をぬぐえないんですよ。
インフルエンサーがめっちゃ推奨する
胡散臭さを感じる理由の一つとして、投資系インフルエンサーがやけに長期債券投資を推奨してくるのが挙げられます。
あの人たちって、いまいち信用できないというか、PVを稼ぎたいためにとりあえず盛って話すじゃないですか。
そんな人達がやたらと推奨する投資先...なんか胡散臭く感じてしまうんですよね。
最近では、投資系インフルエンサーの逆張りした方が儲かるんじゃないの？と思う始末です。
貴方の力になりたいんです、みたいな顔して推奨してきますけど、最後は自己責任と言い放ち責任は取らない。
そんな人達のアドバイスに従って、本当にいいんかいな？
なんで値上がりしていないの？
米国長期債券ETFの有名どころと言えばTLT辺りだと思いますので、TLTのチャートを見てみましょうか。
米国の利上げが始まったのは2022年3月からですが、その前から値下がりは始まっており2021年12月に150ドルを付けてから、2022年11月には90ドル付近まで下がっています。
約1年間で、4割弱の暴落...
うーん、こうして改めて見るとレバナスか！とツッコみたくなるほどの暴落っぷり。
で、自称投資の達人の方々が言うには、利上げの結果、長期債券ETFが暴落したのだから、これから1年、2年後に金利の利下げが来れば、逆に長期国債価格は暴騰する。
だから、今長期債券は買い時だ！という理論なわけですよね？
でも、こんな雰囲気投資家でも分かる理論、機関投資家なんてとっくの昔に把握済み。
暴騰することが読めているなら、TLTは多くの機関投資家に買われて、とっくに株価は上がっているはずでは？
なんで、TLTの株価は低迷したままなんです？
長期債券ではなく短期債券でいいんでない？
最近だとバフェットさんも債券に投資した！みたいなニュースが流れましたけど、あれも結局は短期債券で、長期債券じゃないんですよね。
そもそも、今3ヵ月、6ヵ月満期の短期米国債の利回りは５.5%。
ふつーにSPYDを越えちゃってます。
利回りが4%しかない長期債券を買うより、とりあえず短期債券を買っておけばいいんじゃないの？
でも、短期米国債を推奨する投資インフルエンサーは何故か見かけないんですよね。
なんででしょ？
リスクのある不確実な長期債券に投資するよりも、半年持っておけば5%以上の利回りが確定な短期国債の方がとりあえずいいんでないの？
というか、3ヵ月や6か月ものの米国債ってどうやって買うの？
楽天証券で売ってないんですけど。
終わりに
分からない...分からないことだらけです...
正直、債券って良く分からないんですよね。
長期であればある程価格変動率が高い。しかし例外はある、みたいなことを言い出す人もいますし。
逆イールドと言いながら、10年債と20年債とでは逆逆イールドになってたりしますし。
こうやって、段々と面倒くさくなって、結局VYMでええやんけ！米国高配当ETF最高や！となるんですよね。
債券投資がしたいなら、おとなしくAGGかBNDでも買って様子見しとけばよいのかな。
よーわからんです。所詮は雰囲気で株をやっている身ですから。
