嫌な言葉ですが、事実存在するクラス内での階級制度。
閉鎖空間にいると、どうしてもできてしまう物なのですかね。
今日はそんなスクールカーストものの傑作小説である【野ブタ。をプロデュース】を紹介したいと思います。
あらすじ
一軍筆頭である主人公はクラスの人気者。可愛い彼女や友人たちに囲まれて、毎日楽しい日々を過ごしています。
しかし、そんな人気者を演じていることに疲れた主人公は、ある時クラスの底辺である野ブタ君に目をつけます。
何をやっても冴えない彼でも、俺の手腕なら一軍にできるのでは?
野ブタくんのプロデューサーとなり、5軍メンバーを1軍に昇格させることができるのか?
主人公の挑戦が今始まる…!
ポイント
とまぁ、一軍様のお戯れでおもちゃにされる5軍メンバーの野ブタくんを見守る小説です。
でも、主人公は根はいい奴なのか、そんなひどい弄りはせずに、なんだかんだ真面目にプロデュースします。
野ブタくんが徐々にクラスの人気者になっていく過程がリアルに書かれており、普通にありそうな感じが面白かったですね。
そして、野ブタくんの人気が上がっていくにつれて、主人公の人気に翳りが出てきて…
終盤、あることがきっかけで、主人公は一軍から転落してしまいます。
カーストトップから一気に底辺に階級が落ちてしまった主人公が取った行動とは?
最後のオチは、なかなか私好みの結末でした。
終わりに
ドラマにもなった人気作。
ドラマ版は、野ブタが女の子になったり、普通に美少女なのでそもそも5軍じゃねーだろ、というツッコミもありましたが…
一軍にも一軍なりの苦労があるんだなぁ…と感じさせる作品でした。
ドラマもいいですが、やっぱり原作の小説が一番面白かったですかね。
そんなに長くなく、さらっと読めるので良ければ手に取ってください。
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