PFFDという米国ETFをご存知ですか?
正式名称は「グローバル X 米国優先証券ETF」という、2017年に米国に上場したインカム系ETF。
今日はPFFDとはどんな銘柄なのか?紹介したいと思います。
基本情報
その名の通り、GLOBAL X社が提供している米国優先株式ETFです。
出た...GLOBAL X社...
以前QYLDでも紹介したことがありますが、最近勢いのある新興の投資運用会社です。
配当は毎月分配型で、利回りは大体5%弱ぐらい。
一番利回りが高い米国高配当ETFであるSPYDと比べても、遜色のない高い利回りを確保できています。
優先株式とは?
そもそも、優先株式って何?と思われる方も多いと思います。
優先株式とは、議決権のない株式のことを指します。
つまり、株主としてあーだこーだ文句を言わない代わりに、配当が通常よりちょっと良い感じになった、と言うとイメージ湧きますかね?
日本では殆ど流通しておらず、伊藤園ぐらいしか聞いたことはないレベル。
アメリカではそこそこあるようですが、それでも普通の株式と違って流通量はそこまではありません。
流通量が少ないことから、一般的に値動きがあまりないとされています。
の割には、暴落が来たらしっかりと値下がりしますがね…
同じ優先株式ETFのPFFとの違いは?
この優先株式ETF、実は大手投資運用会社のブラックロックが全く同じようなETFを出しているんですよね。
2007年と結構前から運用されており、米国株投資家の中ではそこそこ名が知られているETFでした。
そして、2017年にグローバルX社が出した優先株式ETFの名前はPFFD。
…なんか、名前がめちゃ似てますけど…
ここまで似ている内容のETFで、名前まで似せて良いんですかね?
間違えて買わせようとしてませんか?
で、何が違うかというと、中身はほぼ同じ。
経費率が違います。
PFFの方が0.46%
PFFDの方が0.23%
丁度PFFDの方が半分の経費で済みます。
…なんか、後発のグローバルX社が、シェアを奪う為に同じような名前をつけて、経費も丁度半分に設定したとしか見えないんですけど…
終わりに
やはり、グローバルX社はなんかなぁ…
そう思いつつ、中身が同じ、利回りも同じで経費率が半分なら、PFFDを買う方がお得。
ただ、PFFはブラックロックという超大手が運用しているので、安心感は段違い。
そこをどう評価するか、でしょうか。
ただ、どちらのETFも、徐々にではありますが配当金が少なくなってきているのが嫌な感じ。
株価の値上がりは期待できないので、配当が重要なのに、その配当が少しずつ減っているって…
それって投資する価値あるの?と言われると苦しいところ。
まぁ投資するとしたら、次に暴落が来た時に安く仕込むぐらいですかね?
でも、それは他のETFでも言えること。
うーむ、直近の利回りを重視するならば、ポートフォリオの数%で投資しても良いかな、というレベルですかねぇ。
実際、コロナで値下がりした時に私は数%程投資しており、まぁまぁ配当金を頂いてます。
やっぱり、毎月分配型はなんか嬉しいですね😆
以上、PFFDの紹介でした。
投資はくれぐれも自己責任でお願いします。