皆さん、お元気ですか?
私は、今日も今日とてFIRE教の教祖として、ブラック企業を滅殺すべく祈祷に励む日々を送っていますが...
教祖として、どのようにして教えを広めていくか?頭を悩ませております。
今もどこかで、休日対応に苦しんでいる労働者がいるのに、何もできない自分が歯がゆい...
神ならぬ身、自身の不甲斐なさを噛み締める毎日です。
そこで、今日は著名な教祖ビジネスをしている他の方々が、どのようにして信者達から金を巻き上げて信者を獲得しているのか?調べてみました。
ただ、調べると、皆さん見事に炎上しているのですよね...
そこで、今日は何故教祖は炎上するのか?
どのような活動をすると炎上するのか、調べてみました。
プペル教
キングコングの西野さんが教祖のプペル教。
教祖ビジネスの中興の祖であり、教祖中の教祖。彼からすべては始まった。
西野さんから「ありがとう」と言ってもらう権利を1000円で売る、というビジネスを見たときは衝撃が走りました。
最初、本当に何言っているかよく分からなかったです。
脳が理解できなかった。
そして、その権利を200人以上が買っていることに対し、また衝撃が走りましたよ。
単純に、これだけで20万以上稼いだわけですよね?
新入社員の1ヶ月の給料を、ありがとうの一言で、叩き出してしまう…
まさに、無から有を生み出す現代の錬金術師。
「捕まっていないだけの詐欺師」という異名は伊達ではありませんね。
また、一見深い事を言っている風に見せるのが抜群にうまい西野さん。
伝説と言われている、近畿大学の卒業公演での説法は、まだ信心が足りない私では良く理解できませんでした。
まさに、教祖になるべくして生まれてきたといっても過言ではないでしょう。
最近では、若干信者が離脱しているようですが...
逆に、信仰の深い信徒のみが残り、より強固に、より先鋭化していくことが期待できます。
一体次はどんな布教の一手を見せてくれるのか?
そして、プペル教の行きつく先がどうなるのか...個人的には非常に興味があります。
人生をかけて、教祖コントという新しいお笑いの概念を開拓した、西野さん。
西野さんは、本当に、最高のエンターテイナーだと思います。
アンコモン教
テックキャンプというエンジニアスクールを運営している株式会社divの社長。
そこの社長が、今度はUncommonというビジネススクールを主催。
なんと、このビジネススクールでは、教祖とお会いし、直々にお言葉を聞ける権利を82万円で販売しています。
...82万円。なんという強気な価格設定。
一桁間違えたかな?そう思い確認しましたが、やはり82万円でした。
お会いし、お言葉を聞けるだけではなく、その後懇親会もあるとのことですが...
アイドルかな?
というか、もはやアイドルなのでしょうね。フォロワー数90万人ものファンがいるアイドル。そう考えれば、82万円も決して高くない。
もし広瀬すずさんと一対一で話ができて、夜に一緒に飲める権利が販売されれば、それに82万円を出すであろう人がいるように。
教祖とお会いするのにそれだけの価値がある、と思う人は出せば良いのかな?
無理かな?
なんか、炎上への対応がガチギレしてて、面白くないんですよね。
西野さんほどのエンターテイナーっぷりは期待できず、このまま普通に終わってしまいそうですが…
窮鼠猫を噛む。ここからの逆転劇を期待したいものです。
メンタリスト教
過激な発言で衆目を集める教祖。
つい先日の、youtubeでの発言はまさに教祖。
発言内容は以下の通り。
「ぼくは生活保護の人たちにお金を払うために税金を納めている訳ではない。生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら、猫を救って欲しいと思う。生活保護の人たち生きていても自分に何の得もないが、猫は可愛い」
「自分にとって必要がない命は自分にとって軽い。ホームレスの命はどうでもいい。みんな思わない?どちらかといえば、いない方が良くない?ホームレス」
「邪魔だしさ、プラスにならないし、くさいし。治安も悪くなるし、いない方が良いじゃん。猫はかわいいじゃんって思うけどね」
恐ろしい...DQNがホームレスを暴行するのとまったく同じ理論。
この宗教では、ホームレスよりも猫の方が位が上のようです。
前述の二つの宗教は、まだぎりぎりエンターテインメントとして見れますが、これはちょっと...笑えないっすね。
いや、正直な人だなぁ、とは思います。
うーん、そう思うだけなら個人の自由ですが...
一回自分がホームレスになってみれば?
社会的強者が、弱者を不要と判断し、切り捨てるような発言をする。
考えさせられる問題ですね。
終わりに
盛者必衰の理…驕れる者久しからず。
教義を忘れ、金を稼ぐことが目的となってしまうことだけは戒めなければなりません。
そもそも彼らに教義があったのか?今となってはそれすらもわかりませんね...
ただ、彼らも最初は、ここまでするつもりはなかったと思います。
何十万、何百万人もの信者を獲得できたということは、彼らの教えが良くも悪くも一定多数の人たちに響いたということ。
そもそも、このレベルの規模のフォロワーを獲得するには、常人とは違う尖った感性がなければなしえないのでしょうね。
その点を考慮すれば、優秀なビジネスマンなのだと思います。
最初は、その独特の感性でファンを増やしていったのが、だんだんと周りが信者だけになり、最後は全てイエスマンだけになってしまった。
そこから、徐々にタガが外れてしまったのだと思われます。
ワンマン社長にありがちな、落とし穴ですね...
そして、いつしか自分の考えを疑うこともせず、ズレた発言を繰り返し、炎上。
慢心とは恐ろしいもの…
他山の石とせず、初心を忘れずに、教祖していきたいものです。
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