取り巻き「奥野さん、やりましたね!あのメイウェザーの吃驚してましたね!」
奥野「メイウェザーの奴、日本を舐めてやがったからな。誰かがびしっとしなきゃならなかったんだよ」
取り巻き「いやー、あのメイウェザーにあそこまでできるの、奥野さんしかいませんよ!みんなびびって何もできないなか、一人だけ凄い!」
奥野「ああいうのは、俺の役割だよ。俺しかできないなら、俺がやるしかないだろ」
取り巻き「凄いっすよ奥野さん。そこに痺れる憧れるぅ!」
...先日行われた朝倉未来とメイウェザーの格闘技戦で、花束を渡さずに投げ捨てた奥野卓志。
きっと、当日はこんな感じで、奥野さんと取り巻きは乾杯していたのでしょうね。
奥野卓志とは
多くの会社を経営している実業家であり、ごぼうの党という政党の代表でもあります。
曾祖父は、吉田茂氏と親交があった程の大物。
また、Youtuberのヒカルさんと対談した時は、資産が1000億近くあるようなことも示唆。
事実だとしたら、レベルの違う超大金持ち。
芸能界や政財界にも人脈を持つ人間。
それが、奥野卓志さんという人物です。
土佐の交通王の末裔
曾祖父は「土佐の交通王」と呼ばれた実業家である、野村茂久馬(のむらもくま)氏。
現在の「とさでん交通」の基礎を作り上げた、偉人のようです。
どのくらいの偉人かというと、高知城には銅像も建てられている程。
所謂地元の名士。それもかなりの大物の。
自分が由緒ある家系の出身であることも公言されていますので、自分の生まれには誇りを持っていらっしゃるのでしょうね。
遺産を相続し実業家
代々受け継いだ人脈、財産等を使い、20代から実業家として活躍。
経営する会社は、10社以上。
その中でも最も大きいのは美容系を営む「東洋ライフサービス株式会社」
その事業目的と行動規範は以下の通り。
事業目的
・愛のある製品を生み出し、安心と安全を提供。
・不条理や行き過ぎた利益追求に対し、本当に大切なものは何かと問いかける。
・断絶や隔たりを作らず、お互いを助け合える社会の構築を行う。
行動規範
・恥ずかしがらないで「ありがとう」と言える人間となる。
・ごまかさずに、「ごめんなさい」と言える人間となる。
・決して、「自分の方が優れている」という接し方をしない。
ご立派です。それが有言実行であれば。
ごぼうの党という政党代表
選挙活動時には、天狗のお面をし、時には左右にボブサップ氏とピーターアーツ氏を従え、街頭演説を行うといったパフォーマンスも披露。
参院選には11名が立候補したものの、残念ながら誰一人当選せずに終わりました。
ただ、新規政党の初回としては、そこそこの得票を得ていたそうです。
このごぼうの党を支持する芸能人は以下の通り。
・俳優の山田孝之
・アイドルの山下智久
・元芸人の雨上がり決死隊の宮迫
・ロンドンブーツの田村淳
・Youtuberのヒカル
・ワンオクのTaka
結構なメンツが支持しています。
とはいえ、仕事上の付き合いで、という人もいるでしょうが...
上流国民の立ち振る舞いとは?
10を越える会社を経営する実業家。
並行して、精力的に政治活動もしている。
資産も超富裕層クラス。
世間的に見て、奥野さんは成功者の一人でしょう。
では、奥野さんは、果たして卓越した能力の持ち主なのでしょうか?
...断じて違います。
親や、その親、更にその親が代々積み上げてきたモノの上にある成功です。
先祖から代々受け継いだもので、成功者を気取る。
先祖代々の経済的資本と文化的資本を注ぎ込まれたからこそ、成功できた。
そもそも、このレベルの家系であれば、最初から成功が約束されていたようなものです。
しかし、それを自分の実力によるものだと勘違いし、自身が一廉の人物だと思ってしまった。
その肥大化した自尊心が、今回の振る舞いに繋がったのだと思います。
終わりに
奥野さんは、由緒正しき上流国民。
脈々と受け継がれてきた資本、人脈で成功してきましたが、それを自身の実力だと勘違いしてしまったのが運の尽き。
メイウェザーに舐められたことが、余程気に障ったのでしょうね。
自分が主役でもないにもかかわらず、あのような振る舞いをして世間の顰蹙を買う。
果たして、自身の会社で標榜している
・ごまかさずに、「ごめんなさい」と言える人間となる。
を、有言実行できるのか?
真摯に謝罪し、自らの過ちを認めるのであれば、まだ救いようがありますが。
メイウェザー側への批判に終始し、自分は悪くないと言い張るのであれば、最早何も言えません。
上級国民なら、その立ち振る舞いも、上等であってほしい。
そう望むのは、求め過ぎなのでしょうか?
以上、ご覧頂きありがとうございました。