Youtube、見てますか?
休日も出かけずに布団の中でゴロゴロとyoutubeを見るという堕落した生活。
そんな日々でもいいじゃない。人間だもの。
そんな重度のyoutube好きのあなたにお勧めなのが、此方。
以前少し紹介しました、Fラン大学就職チャンネルというyoutubeチャンネルです。
キャリアアドバイザーという謎の資格を持った、おそらく元証券マンでFラン大学就職支援をしているyoutuber兼小説家。
それがFラン大学就職チャンネルのFさんです。
説明してて思いましたが...わけわからん経歴ですね。
しかし、その作品群は、人間の本質を鋭く突く、どれも素晴らしいものばかり。
見終わった後は、考えさせられることもちょくちょくあります。
正直、チャンネル名で損をしていると思うの...
もっと、ちゃんとしたチャンネル名にすればいいのに...
今日はその作品の中でも、特に私のおすすめの動画を紹介していきたいと思います。
どれも素晴らしい作品ばかりなので、是非とも視聴してみてください。
名作系
人間未満
いきなりこの記事の最高傑作を紹介してしまった...
ある証券マンが主人公の話。
震災にあったとある街が舞台。
仮設住宅に住んでいる被災者達の保険金を、リスク資産に投資するよう営業するお話。
詐欺ではなく、あくまで合法的に金融知識のない人から金を奪っていく姿がハードボイルド。
「自己責任だ。少なくともこの国ではそうなっている。」
なんという痺れる台詞回し…
そんな有能な証券マンである主人公ですが、同僚が社内規定を違反し、そのせいで主人公の在籍する課は一転苦境に。
様々な対応をするも、どうしようもなくなった時、あるグレーぎりぎり行為を目にすることになります。
その時、主人公がとった行動とは...
人間未満って言っておきながら、あんたが一番人間らしいよ…
まさかYouTubeの動画で感動して泣きそうになるとは思いませんでした。
普通に芥川賞とれるんじゃない?それくらいの名作です。
茶番マン
受験、就職、介護...人生の重要な時期にどのような決断をすべきか?ということを問う作品です。
主人公には、人生を決める大事な瞬間に、本番マンと茶番マンという相反するヒーローが登場します。
本番マンは「ここが正念場だ!辛いだろうが、ベストを尽くそう!」と主人公を応援。
茶番マンは「まだ頑張る時じゃない。本番はまだこれからだ。サボっちまおうぜ」
意志の弱い主人公は、常に楽な方に流されていきます。
そして、自分の人生に真剣に向き合わず、年を取り、親が倒れた時、彼がとった行動は...
胸が痛い…所謂ニートの生涯を描いた作品なのですが、こういう人って絶対いるよね、と思わせるようなリアリティ。
最後の、本番マンの言葉が耳に痛いです…
つい楽をしようとしてしまう人は、見た方が良いです。
僕は資本家になりたい!
ブラック企業に勤める主人公が、ひょんなことで経営者になったらどうなるのか?という作品。
もとは搾取されていた労働者だった主人公は、できる限り会社のブラック体質をなんとかしようと努力するのですが…
労働条件を改善しようにも、売上や利益が上がらないとなかなか出来ない現実に直面します。
一方、経営の苦労も知らず、賃金を上げろ、と言いたいことを言ってくる昔の同僚達。
最後に主人公がとった行動とは...
立場変われば、人間は変わってしまうもの。
何故ブラック企業がなくならないか?考えさせてくれます。
ホワイト企業だったらいいですね
AIがマネージャーとして管理する会社で働いたらどうなるか?と言う作品。
AIなので感情を入れず淡々とアシストやマネージメントしてくれるので、公正な評価を下す為、人事に不公平は無くなります。
また、中間管理職がいなくなったことから、人件費は削減。
業務効率も良くなり、定時退社がデフォルトになった、一見素晴らしい会社に見えるのですが…
実力主義な会社は、有能な人にとってはありがたいですが、無能な人にとっては?
更にその無能な人がいなくなったら、次に無能扱いされるのは、誰になるのか?
主人公は悪くありません。では誰が悪いのか?
最後の一言が、皮肉が効いてて好きです。
飢と渇
長編。動画ではなく、カクヨムというサイトに投稿されているのでそちらで読んだ方が良いかも。
メインキャラクターは、炎上系のまとめサイト運営者と、マルチ商法の経営者の二人。彼らを中心にストーリーは進んでいきます。
マルチ商法がなくならない理由は2つ。
「馬鹿は毎年ちゃんと供給される」
「自分は馬鹿をだませると思っている馬鹿も毎年供給される」
皮肉が効いてて素敵...
屑人間を書かせたら天才的な作者の真骨頂が存分に発揮された作品。
強烈な魅力ある主人公たちの言動に、いつしか続きが読みたくてしょうがなくなります。
ポストイットマン
就活生のお話。偉人や有名人の名言を集めて、それを面接で発言する主人公。
主体性がなく、当然面接に落ちまくる日々。
そして、ある日の面接で、面接官から貴方はどう思っているのですか?と聞かれ...
珍しく、未来に期待が持てるタイプの作品。
「自分の言葉で自分を語る」
大事なことですわぁ...
コメディ系
ニートと虎
ニートが屁理屈を言って働かない話。甘い両親と現実的な妹の対比が面白い。
シリーズ物で、10作品ほどアップされています。とはいえ、各省ごとに独立しており、また一つにつき10分弱で見れるので、サクッと見たい方にお勧め。
こういう甘い親って、結局子供を腐らせてしまうんですよね。
いえ、子供のやる気のなさが一番問題なのでしょうが。
しかし、茶番マンを見た後だと、厳しいながらも立ち直らせてくれる人って大事なんだなあ、と思わせる作品。
主人公は妹に感謝すべきですね。
嘘発見器面接
5分程の長さであり、ちょっと時間が空いた時にサクッと見れる作品です。
ブラック企業vsブラック人材が面接をするとどうなるのか?を書いた作品。
最初は面接者側のダメダメ具合に笑いますが、後半の企業側の駄目っぷりもどっこいどっこいのブラックぶり。
ブラック企業には、ブラック人材が集まるものなのか?
良くできたコントです。コメディ系では一番好きかも。
本音くんシリーズ
証券会社に新卒で入った新人が、顧客に本音しか言わないシリーズです。
こうして見ると、まぁ証券会社や銀行は此方の無知をいいことにぼったくってくるなぁ、と言うことがわかります。
皆さんも、こういった窓口のある所ではなく、ネット証券で口座開設、取引した方がいいですよ。
といっても、そういった情報すら入手できない人は、窓口に行ってしまうんでしょうけどね。
崩壊家族
保育園の先生が園児達に混じっておままごとをするというもの。
現実以上に厳しい家庭に、先生はどう立ち向かうのか!?
各登場人物の抱えている闇が深い...
この家には生まれたくはないですね。
人生運転シミュレーター
車の教習所で運転シミュレーターをするのですが、シミュレーターが少しおかしい…
ナビが仕事をせず、遠回りばかりして、結局最後は袋小路に。
車の運転も、人生も同じようなものなのかもしれませんね。
真実をついていると思います。
最強ブラック企業トーナメント
めっちゃ金かけてる笑。普段無料のイラスト屋で済ませている作者が、何をトチ狂ったかかなりのお金をかけてイラストに力を入れた作品。
「うさんくさぁぁぁぉい!説明不要!インフルエンサーだ!!」
は正直笑った。
最初の2分間だけを見ればよい作品。でもこういう金の使い方、嫌いじゃないぜ...
YouTuber専門学校を作ろう
神ゲーシリーズ作品の一つ。主人公はゲームを作るクリエイター。
友人に新作ゲームのテストプレイを頼むところから始まる。
ゲームの名前は「YouTuber専門学校を作ろう」
勿論、この作者の事だから、普通のゲームではなく...
「情弱な子供。情弱な親。それを刈り取る我が校」
「三者の奏でるシンフォニーは今日も華やかな広告とともに新たな情弱に突き刺さる」
言い回しのセンスの良さよ...
終わりに
如何でしたでしょうか?
今回挙げた作品以外にも、面白い作品はいっぱいあります。
「貝を回せ!」とか、「サラリーモンスター」シリーズとかも個人的には好きですね。
結構な作品数があるので、一度はまると、かなりの時間を取られるかも...
でも、興味がわいた方は是非とも見てみてくださいね!