FIREゲーム...
いつから始まったのか分からない、しかし確実に行われている、恐怖の遊戯。
経済的自立を自称した者たちが、とある学園に集められ、様々なゲームを課せられるというもの...
だれが何のために行っているのか...詳細は一切謎。
ただ一つのルールは、ゲームに失敗したものは、学園から「卒業」させられてしまう...ということだけ。
集められた人間達がやらされるゲームは、以下の通り。
第一のゲーム「下がり続ける株価」
資産の4%を取り崩していけば、大丈夫。
いつしかFIREの指標とされていた理論だが、一体だれがそれを保証してくれるのか?
じりじりと削られる自分の資産。
このままずっと下がり続けるのではないかという不安。
果たして、貴方は耐えることが出来るか?
第二のゲーム「家族からの冷たい視線」
「ねえ、扉を開けて...まだ間に合うから。FIREなんて馬鹿なことを言ってないで、働いて頂戴」
「大人ってのは働いて社会に貢献するものだ。働かずに投資で生きていくなんて、父さんは認めないぞ」
両親や家族からの切実な言葉を振り切ってまで、貴方はFIREを続けられるのか?
第三のゲーム「承認欲求の飢え」
誰とも言葉を交わす事なく、誰からも感謝されない。
社会から隠遁した生活。穏やかだか、刺激のない日々。
一体何のために生きているのか?分からなくなる毎日…
承認欲求の渇きに、貴方は耐えることができるだろうか?
ゲームの終わりは?
過酷なゲームの数々に、多くの人間が卒業していってしまう...
FIREゲームに勝ち抜くために、時には仲間を裏切り、出し抜かなくてはならない時も。
しかし、そうやって勝ち抜いていった先には一体何が待っているというのか...
それはだれにも分からない...
終わりに
FIRE卒業が話題だったので、デスゲーム風に書いてみました。
むしゃくしゃしてやった。後悔はしていない。
卒業だの失敗だの色々言われていますが、例え失敗に終わったとしても、私も一度くらいFIREゲームに参加してみたいものです。
てゆーか、無職に飽きたら適度に仕事するのは別にいいんじゃない?
週三日ぐらい働いた方が、丁度良いと思うんだけどな。
そんな仕事があるかどうかは別として。