早くセミリタイアしたい…!
そう思っている貴方。
分かりますよ。一刻も早く辛い労働から解放されたいという切実な願い。
誰しもが抱える望みの一つです。
でも、セミリタイア後のセミ、即ち半分働くにあたって、どんな仕事をするか?は結構悩ましい問題だと思います。
勿論、別段バイトで問題ない人もいるでしょうが…ちょっとね…
いえ、バイトも立派な仕事ですし、そもそも職業に貴賎なし。
バイトはちょっと…と思う時点で、セミリタイアに向いていない、世間体を気にしすぎ、ですがそこは神ならぬ人の身。
友人や親族からどう思われるのか?
世間体がどうしても気になってしまう人もいるでしょう。
というか、私です。
もしコンビニで働いている時に、友人が来店しようものなら…
そして、
「あ…〇〇ってコンビニバイトしてるんだ…まぁ頑張ってね(憐憫)」
みたいな態度を取られたら、発狂モードになってしまう事間違い無し。
脇目も振らず、そこら辺の鈍器で友人を撲殺してしまうことでしょう。
数少ない友人を殺めたくない…
若しくは、同僚の大学生に陰で
「アラフォーのおっさんがバイトとかウケる笑」
「俺なら自殺しちゃうね笑」
とか言われているのを聞いたりしたら、血の涙を流しながら鈍器を振り回しちゃいますよ。
いえ、実際にそんな事言われることはないと思いますが(ないよね?)
かと言って、週3で働ける正社員職も、IT系の一部の職種にしか無いでしょう。
そんな感じで、ちょうどいい働き口がないとお悩みの貴方。
じゃーどうすんべとなった時、士業の資格を取って開業するのも一つの手だと思うんですよ。
士業資格を取って開業
雇われが難しいなら、自分が社長になればいいじゃない。
脱サラして個人事業主になる。
果たしてセミリタイアと言えるのかどうか分かりませんが、ひとまず世間体は保たれます。
また、セミリタイア出来るほど資産を貯めることができた方は、コツコツ努力する事が出来る人。
弁護士や弁理士といった最難関資格は厳しいでしょうが、行政書士や社労士といった難関資格なら取れるのでは?
本気でやっている人からしたら行政書士舐めんな!と言われそうですが、そこはすみません。
世間の目を欺く為だけに、士業として働かせて頂く。
なんちゃって先生の誕生です。
儲けは度外視
まずは、当たり前ですができる限り固定費は抑えることからスタート。
初期費用は、行政書士の場合はそれほどかからずに、50万円程。
次に、ランニングコストを抑える為、出来れば自宅を事務所にするか、難しければ、レンタルオフィスを借りましょう。
レンタルオフィスは月2~3万ぐらいの安い所を借りて、後は営業の為の交通費と交際費で月五万。
ランニングコストは月10万円を上限とします。
案件は、単価にもよりますが月20万の売り上げを取れることを目標に、ウェブ集客や営業を頑張る。
最初は実績を積むために赤字でも受注しましょう。
ある程度信用が生まれてきたら、そこからは誰よりも丁寧に仕事をします。
儲けは度外視でいいでしょう。
寧ろ、どこよりも安く、スピーディに出来るはず。
だって、そもそも儲ける必要がないんですもの。
1年目は種まきと考えて、赤字覚悟で経営。
2年目はトントンでもオッケー。
3年目で、月に平均20万の売上を達成できればミッションコンプリート。あがりです。
まさに価格破壊。
セミリタイアした人間によるダンピングが問題になる日もそう遠くないかもしれませんね。
将来性は?
とはいえ、現実はそんなに甘くないと思います。
そもそも弁護士ですら食っていけないと言われるこの時代。
行政書士が食っていけるの?と言われるとね。
更に、AIやITの発達により、将来的には行政への書類作成も簡易化、自動化が進んでいく方向になると思います。
そうなったとき、果たして仕事は残っているのでしょうか?
コンサルタント的な業務ができれば、それでも生き残れるでしょうが...
なんちゃって先生だと、ちょっと厳しそうな予感しかしません。
でもいいんじゃないでしょうか?
駄目だったら辞めればいいだけですし、そもそも恐らく営業を厭わなければ、ある程度は受注できると思うんですよね。
これ一本で食っていくのが厳しいのであって、月に十万円の利益を出せば良い、と考えれば十分いけると思います。
肩書重視
一番のメリットは、他人に職業を尋ねられた時に、xxx事務所の代表をしています。とドヤ顔で返事できる点ですね。
稼いでなくとも、代表は代表。
先生と呼ばれる職業であることで、貴方のプライドは十分に保つことはできます。
アルバイトだと、職業を尋ねられた時になんか引け目を感じそうですが、これなら安心。
セミリタイア後の肩書を得るため。
最早それだけの為に資格を取って毎月の会費を払っている、といっても過言ではないでしょう。
終わりに
社会の役に立ち、世間体も保てる。
暇にならない程度に仕事をすることができ、常に新しい知識や勉強もすることができる。
考えてみたら、かなりいいプランなのでは?
アルバイトは嫌だと我儘を言う貴方にぴったりな職業ですよ。
問題は、果たして資格試験に合格できるか…という点。
世間体の為だけに、500~1000時間を注ぎ込めるかどうか?です。
まぁ、別に受かるまで受験し続ければいいんですがね。
よくよく考えたら、セミリタイアじゃなくて、脱サラですね。
でも、脱サラもセミリタイアもサイドFIREも、どれも本質的には同じようなものでしょう。
広告代理店が、言葉遊びをしているだけ。
じゃあ、資格を取って先生と呼ばれる職業に就くのも一つの手かと。
会社員として働き続けてきた人間が、経営者になれるかと言われると…正直厳しいと思います。
でも、人生1度くらい社長になってみるのも乙でしょう。
折角セミリタイアしたんですから。
失敗しても良いから、色々な経験を積んでみませんか?
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