今日は皆さんに、ちょっと過労死してもらいます【FIRE教】


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皆さん、お忘れかも知れませんが…

私、恥ずかしながら、FIRE教という新興宗教の教祖を自称しているんですよ。

 

poponponpo.hatenablog.com

 

ブラック企業に勤務し、疲弊している労働者達を救うことを使命とし、日々啓蒙活動に勤しんでいるのですが。

どうもいまいち広まっていないようなんです。

 

というか、信者ゼロです。

 

信者がいない教祖なぞ、ただの妄言家では?

そんな幻聴が聞こえて来る日々に、段々と息苦しくなる毎日。

 

そこで今日は、どうしたらもっと信者を獲得出来るのか?考えてみました。

教義がおかしい?

教義的には至極真っ当だと思っています。

我がFIRE教の最重要教義は、過労死撲滅。

 

その為には、まずは休日に仕事をさせるのを辞めさせることから始まり。

 

次に平日も残業はできるだけ無くして、労働時間を減らし。

 

理想は、全国民が週3ぐらいの労働で暮らしていける社会を創るのが目標です。

 

何らおかしいことを言っておらず、大多数の人が同意してくれる内容。

 

むしろ、宗教家というよりは、労働監督官みたいなこと言ってるな…と思うぐらいです。

 

つまり、教義がおかしい、と言う点ではないと思います。

 

何故洗礼を受けないのか?

では、何故我が教団に誰も入信してくれないのか?

 

それは…実はみんなそんなに働いていないのでは…?

 

もしかして…土日祝日に緊急出勤する労働者は、ごく少数派、なのでしょうか?

 

世間一般の人は、別に土日は普通に休めているから、そこまで救いを求めていない…?

 

そして、そんな激務で働いている人は、忙しくてこんな場末のブログなど読む暇がない…?

 

需要がなければ、信者は増えない。

考えてみれば当たり前のことでした。

 

不幸に…もっと不幸になるのだ…

つまり、我がFIRE教を広める為に何が必要かというと。

ブラック企業がもっと栄えて、過重労働に喘ぐ人が増えなければならない、と言う事になります。

 

不幸にならなければ、人は神に縋らない。

苦しまなければ、助けを求めないのが人の性なのであれば…

 

過労死寸前の人間を、もっと増やさなければ信者は増えないということ…

 

人を助ける為には、人を困らせなければならない。

なんという悲劇…これが開祖として逃れられないカルマというのか…

 

うごごご

ブラック企業を撲滅する為には、自分がブラック企業にならなければならない。

 

深淵を覗く者は、深淵もまたこちらを覗いている。

 

びっくりするほどマッチポンプ

人を救う為の宗教が、人を苦しめる元凶になるとは。

 

しかし、そうしなければ信者が増えない、というのであれば。

誰かがやらねばならないのだというのならば…

 

私が世界一のブラック企業となろうではないか…

 

そして、全てのブラック企業、全てのサービス残業、全ての過労死を消し。

 

そして最後に私も消えよう…

 

永遠に!

 

終わりに

カルトや!

政府に異端認定されるのもそう遠くないかも知れません。

 

しかしそうなったとしても、宗教家として本望…

仏陀を始めとした偉大なる先駆者たちも、最初は迫害されたものです。

 

いつの世も、古い価値観の人間達は革新的な思想を認めたがらないもの。

 

もしカルト認定された時は、潔く殉教者として聖戦に挑むまでです…

 

私が倒れたとしても、第二、第三の教祖が必ず立ち上がるはず。

 

信者たちよ!今こそ立ち上がれ!

神のために命を捧げる名誉を与えてやるぞ!

光栄に思え!そして神に感謝しながら逝くのだ!

 

蛇足

やっぱりこういう気狂いネタを描く時が一番楽しい。

 

実際、カルト宗教ってこんな感じなんですかね?怖いわー。

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