ブログで収益化したい!
そう思って記事を書くと意気込んだものの、どんな記事を書けばいいのかわからない...
ブログを始めたばかりだと、そんな悩みを抱える人が多いと思います。
ていうか、私です。
一体何を書けばよいのやら?
眠れない日もあったりなかったり...
そんな悩みを解消すべく、Webマーケティングとは?という記事を色々読んでみたんですが...
そういうのを読んでて思ったんですよ。
あれ?これ俺でも書けるな、っと。
ふふふ...
そこで今日は、その流れに乗って。
もう10年以上営業/企画部門で働いている現役バリバリの私めが、マーケティング戦略をブログに当てはめるとどうなるか?
その真髄を語ってみようではありませんか!
本物のマーケティングとは、どのようなものか!見せてあげますよ!
- ブログにおける競争地位
- 消費者の購買決定プロセス
- SWOT分析
- ターゲット選定
- 差別化する
- サービスのベネフィットを書く
- 新PASONAの法則
- PDCAサイクル
- まとめ
- おすすめのマーケティング本
- 終わり
ブログにおける競争地位
マーケティング戦略を練るにあたり、まずはブログ界における自分の立ち位置を正しく認識しましょう。
マーケティングでは、以下の四つの地位に分けられます。
リーダー
そのジャンルにおいて最大の経営資源を持つ者。
他のブロガーからは常に目標とされる。
取るべき戦略は、全方位をカバーしようとするものである。
現時点で持っている市場シェア、利潤、名声を維持していくためにも、対象を特定層に限定しない。
チャレンジャー
2番手。
そのジャンルにおいて常にリーダーの地位を狙うチャレンジャーは、それだけの経営資源を持ち、また実績もあるブロガーである。
しかし、現在のところリーダーには勝てていないのであるから、取るべき戦略はリーダーとの差別化によって新たな顧客を獲得することである。
ニッチャー
リーダーやチャレンジャーのような経営資源の量を持たないブロガーが、自分の特殊な強みを持っている場合。
規模が小さくとも一つの独占市場を形成する場合がある。
この特殊な市場を持つのがニッチャー。リーダーのように全方位戦略ではなく、大企業と競合しない特化した市場において利潤と名声を得ることが戦略目標。
フォロワー
市場シェアを大きな競争相手と争うほどの経営資源がなく、ニッチャーのような独自性があるわけでもない。
そんな人間がとる戦略はフォロワー戦略であり、当面の目標は、リーダーやチャレンジャーの模倣をすることとなる。
経営資源とかごちゃごちゃ書いてますが、要するに身の程を知りましょうって事です。
この4つのうち、当然あなたも私も4つ目のフォロワー。
当面やるべきことは、リーダーやチャレンジャーの模倣ですね。
具体的には有名ブロガーのやり方を真似しましょう。
消費者の購買決定プロセス
次に、読者=消費者目線で考えてみましょう。
消費者が購買の決定に至るまでに通過する段階には、以下の5つの評価プロセルがあります。
問題認知
消費者が問題やニーズを認識した時点で始まる。彼らは、現在の状況と望ましい状況との違いから最初に問題認知を感じる。
情報探索
問題改善欲求が強まってくると、情報の探索行動に移る。
この探索の段階では、消費者はその問題に対する解決案を探す。
代替品評価
問題を認識し、情報を探索した後、消費者は集めた情報の評価段階に入る。
評価するためには何らかの評価基準が必要となる。
購買決定
評価された結果に従って、最終的にどの製品・ブランドを購入するかを決定する。
購買後の評価
購入後、自分の行った購入に対して何らかの評価をする。
自分の選択が正しかったのか、あるいは誤りであったのかを評価する。
このプロセスを考えると、書くべき記事が見えてきますね。
つまり、読者は情報収集して評価がしたい。
よって、それらが一目でわかる、例えばまとめ記事等を書けばOK。
読者はあちこち調べる手間が省けるので、読まれる可能性が高くなります。
SWOT分析
ではどんなジャンルのまとめサイトを作ればよいのか?
そこで出てくるのがSWOT分析です。
SWOT分析とは外部環境である機会(Opportunity)と脅威(Threat)として、内部資源は自身の強み(Strength)と弱み(Weakness)として表現されます。
このような環境・資源分析のことをこれらの頭文字をとってSWOT分析と言います。
強みStrength
自身の強み。競合に負けない知識や経験を持っている分野。
弱みWeakness
自身の弱み。知識が浅く、苦手分野。
機会Opportunity
ブログを書く環境。初期投資が少なく、リスクが少ない。
脅威Threat
ブログを書く環境。敷居が低いため、競合が多い。
まぁシンプルに言えば、自身の強みを把握して、その分野に特化したブログ記事を書きましょうって事です。
ターゲット選定
自分の強みの分野(市場)が複数個あった場合、どうするか?
その全てに手を出してもいいですが、二兎追うものは一兎も得ず。
はじめは、一つの分野に集中しましょう。
では、どの分野に注力すべきか?それぞれの市場評価を行いましょう。
次の3つの要因について検討します。
市場規模と成長性
その市場の成長性が十分に見込めるかどうか?評価する。
構造的魅力度
収益性を見て、魅力的かどうかを評価する。
自身の目標と資源
自身がその分野で十分な成果を上げるのに必要なスキルや知識があるかを検討する。
具体的には、アフィリエイト単価の高いジャンルが良いってことです。
可能であれば収益性の高い分野を選定、絞り込みましょう。
差別化する
何を書くのかが決まったら、差別化を意識しましょう。
差別化とは、その名のごとく他人とは違うコンセプトを持つ、という意味です。
といっても、他人の記事に見劣りしてしまっては意味がありません。
この差別化の意味の本質は、競合よりも高い価値を提供する、ということを意味します。
- 顧客のニーズを分析・把握する
- 競合の強み・弱みを研究する
- 自分の強みを把握し積極的にアピールする
ことが大事とされています。
サービスのベネフィットを書く
まとめ記事を書く際、それぞれのサービスの情報を書くのではなく、「便益の束」を書きましょう。
便益の束とは、どういうことかというと...
例えば、口紅を書く女性は、単に唇に色を付ける物体を買っているわけではありません。
昔の偉い人が述べた有名な言葉がありますが
「我々は工場では化粧品を作っているが、店では希望を売っている」
また、
「購入者は1/4インチのドリルを買うのではなく、そのドリルによって空ける1/4インチの穴を買うのである。」
「ステーキを売るな、ジュージューという音を売れ」
などという言葉もあります。
つまり、製品の機能をただ書くのではなく、その下に隠れているベネフィット(便益)を書きましょう。
それこそが、読者の真の読みたい事柄となります。
新PASONAの法則
最後に、具体的な記事の書き方ですが、新PASONAの法則に従って書くと効果的です。
新PASONAの法則とは以下の6つの順番で記事を書くことを言います。
Problem(問題)
悩み、不安、不平、不満を示して問題提起をする
Affinity(親近感)
同じ境遇を共感しながら描写する
Solution(解決策)
問題解決策として商品とその機能などを紹介する
Offer(提案)
具体的な提案をする
Narrowing Down(絞込)
ターゲットや期間を限定する
Action(行動)
行動を促す
この一連の流れで記事を構成すれば、なんか良い感じの記事が書けます。
PDCAサイクル
記事を書いてはい終わり。
それでは稼ぐことはできません。
きちんとPDCAサイクルを回しましょう。
PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)というサイクルを繰り返すことにより、記事の品質アップを図ります。
Plan(計画)
Planとは、計画のことです。目標を設定・達成するための方法や手段を示します。
ここでは、どんなジャンルのまとめ記事を書くのか?という計画を立てています。
Do(実行)
Doとは、計画を実行することです。
記事を書く、という行為そのものです。
Check(評価)
Checkとは、結果に対する評価のことです。
その記事がどの程度PVを得たのか?収益はどうだったのか?を分析します。
Action(改善)
最後にActionとは、改善のことです。Checkでの評価をもとに、その記事をリライトしていきましょう。
つまり、今のあなたはPlan、Doまでやった状態。
ここからCheck、Actionを経て、また最初のPlanに戻る...といった終わりのなき道を歩きましょう。
まとめ
要するに、上手くいっている人の手法を模倣して、自分がよく知っている分野の比較記事を作る。
これがwebマーケティング戦略というものです。
これを言うだけに、どれだけ時間がかかったか?
そう、マーケティングとは...
誰でもわかることを難解で回りくどい単語を使って言う、という学問なのです。
いや、これマジですよ。
今回紹介した内容、全部普通にマーケティングの本に書かれていますからね。
初めて読んだ時思いましたよ。
そんなん言われなくたって既にしてるわ、って。
まぁ強いて良さをあげるとしたら、
- 普段無意識にやっていることを言語化してくれる
- 偶に自分でも気づいていない戦略も書いてあったりするので参考になる
といったところでしょうか?
おすすめのマーケティング本
如何でしたでしょうか?
もしもっと本格的にマーケティングの勉強がしたい、と思った方。
そんな向上心の塊な貴方用に、とっておきのマーケティング本を紹介しておきます。
題名は「確率思考の戦略論」
これは凄いですよ。
数多のマーケティング教本は、マーケティングを文章で説明しているのに対し。
なんとこの本は数式を取り入れています!
まさに差別化!その発想はちょっとなかった!
勿論、数式の意味など分かりません。
でもそんなのどうでもいいんですよ。
ぶっちゃけ数式などはったりです。
どうせ読者の8割は理解しちゃいません(暴論)
なんとなく凄そうなタイトルで惹きつけて、数式という、一見明確な答えがありそうな道具を使って印象づけする。
まさに、マーケティングの本質を体現している名著です。
ああ、別に読まなくていいですよ。
中身など蛇足。
タイトルだけで、この本は完成しているのです。
「ほう、分かってるね君」と言われたいなら買えばいい本です。
あ、もし本当にマーケティングを勉強したかったら最初はこの本なんかおススメです。
終わり
以上です。
ちなみに、最初の方に書いたこと、覚えてますか?
殆どの方が半分以上覚えていないでしょう。
でも大丈夫。私も覚えていません(白目)
マーケティングを学ぶと、最初はルー大柴張りにカタカナ英語が出てくるのでびっくりします。
いや、日本語でいえばいいじゃん。
何難しく言ってんの?そういうとこだぞ?
そう思う人が殆どだと思います。というか、私はそう思いました。
ここまで、全体的にうっすらマーケティングを小馬鹿にしてきましたが、役立つ知識もあるのは事実。
覚えておいて損はない学問です。
まぁ、学んだからと言って、そこまで劇的に変わるわけでもありませんがね。
覚えていた方が有利になる知識、ぐらいの感覚で、上手に使えばいいんじゃないかな?
もしそれでも...俺はwebマーケティングをもっと習熟したいんだ!というのであれば...
以下のスクールを紹介しておきます。
まぁ、面談の申し込みまでは無料なので、良かったらどーぞ。
以上!