【アフガニスタン】タリバンという反政府武装勢力が全土掌握できたのは、一体なぜ?


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まさか…令和の時代に、こんなことが起きるとは…

 

アフガニスタンの反政府武装勢力であるタリバンが、首都カブールを攻略したというニュースが流れてきましたね。

 

いや、アメリカ軍が撤退した後の破竹の勢いから、ある程度予想できた結果ではありますが…

 

反政府武装勢力が首都攻略って…

言ってしまえば、我がFIRE教のような宗教団体が、日本の国会議事堂を武力制圧したようなものでしょう?(違います)

 

なんか、ここまで技術が発達した世界でも、こういうことが起きうることに、違和感を感じます。

 

平和ボケしているんでしょうね。

今日はそんなタリバンについて、少し纏めてみました。

 

 

タリバンって?

元々はアラビア語で「神学生」を意味する言葉で、その名の通り、イスラム神学校で軍事的・神学的な教育を受けた生徒で構成されたのが始まりです。

1994年前後に創設された比較的新しい組織で、創始者ムハンマド・オマルはもともと学校の教師だったそうな。

 

当時は、ソ連による侵攻の混乱後、軍閥による内戦によって荒廃していたアフガニスタンを立て直そう!という事で内乱を勝ち抜き、1996年には首都カブールを占領。

アフガニスタン・イスラム首長国」を建国するまでの勢力を築きました。

 

まぁ、内戦を勝ち抜けた裏には、パキスタンなどの諸外国の支援もあったそうですが...

何はともあれ、この時は暫定ではあるものの、政権を樹立したアフガニスタン政府だったんですよね。

 

しかしその後、テロリストを匿ったりして欧米諸国に睨まれ、最終的にアメリカに攻め込まれ首都陥落。

タリバン政権は崩壊し、今のアメリカの傀儡政権が出来上がりました。

 

しかし、タリバンは全滅したわけではなく、パキスタンなどに潜伏。

そこから、長いゲリラ戦が始まりました。

 

快進撃の理由

アメリカ軍が撤退してからの快進撃の理由について、 

色々言われていますが、その一つに政府側の腐敗が原因とされていますね。

 

各地の将軍が、幽霊部員ならぬ幽霊兵士をいることにして、給料の水増し、架空請求

支給された武器の横流しや横領。

 

政府の職員がタリバンに武器の横流しをしているというニュースを見た時は、汚職ここに極まり、と思いました。

 

政府軍も寄せ集めで、地方軍閥や部族への帰属意識が抜け切れず、統一感に欠けて士気も乏しい、と専門家に指摘されており、実際戦闘開始早々に敗走する兵士の様子がSNSに投稿されたりしました。

 

一方で、タリバン側は政権打倒で団結し、ゲリラ戦術で着実に攻勢を強めていき、逃げ出した政府軍から武器を鹵獲して劣勢を跳ね返していきました。

 

また、タリバンの支配地域では、(タリバンがいうには)イスラム教の教えに従って汚職や不正を許さず統治している、とのこと。

 

実際、アメリカ軍や政府軍の誤爆や誤射で多数の市民が犠牲になっており、家族を殺された復讐心からタリバンに加わったり、支持したりする市民も少なくないようです。

 

…これだけ聞くと、むしろ政府軍の方が悪いように聞こえてきますね。

というより、普通に政府側の腐敗がひどいな...そりゃタリバンに負けるわけです。

今後の懸念

とはいえ勿論タリバン側にも問題があります。

一つは、女性の教育を認めなかったり、不貞行為に対して石打ち刑を科したりするなど、中世時代の価値観なんですよね。

 

フェミニストは、アフガニスタンに行ってタリバンと戦うべきレベルで、女性権利を制限してます。

 

また、偶像崇拝も禁止して、貴重な仏像を破壊するなど、宗教面もイスラム教以外は認めない姿勢。

 

更には音楽といった文化、娯楽にも制限をかけるといった、日本ではちょっと考えられない政策を取っています。

 

どれも20年前の話であって、今回は女性の人権を尊重する、と言ってはいますが...

どこまで本気か怪しいもの。というより建前上そう言っているようにしか聞こえません。

 

ただまぁ…これに関しては、タリバンだけではなくて、政府側も色々やらかしてます。

例えば、キリスト教に改宗した男性に死刑判決が下したり。

女性の権利改善を訴えた男性が死刑宣告された事例もあります。

 

なんか…どっちもどっちな感がひどい…

 

一体どちらが正義なのか?

まぁそもそも最初は、タリバンソ連戦争後のアフガニスタンの混乱を収め、統一した本来の政権だったんですよね。

 

それを、アメリカが内政干渉して、最後には侵略。

タリバン政権を追いやり、自身の傀儡政権を打ち立てた。

 

ただ、その傀儡政権は、汚職や不正が蔓延しており、勝手に税を作っては市民から財産を奪い取る始末。

 

現地からしてみたら、タリバンの方が正当な政権だと思う人もいるんじゃないの?

 

しかし、タリバンだってパキスタンといった外国の支援を受けた組織であって、きな臭い組織ではあったわけで。

そもそも、アヘンといった麻薬が資金源な時点で、国としてどうなの?と思います。

 

...一体、何が正しくて、何が間違っているのか?

ど、どらえもーん!

終わりに 

長年日本に住んでいると、気が付かないんですが、普通に紛争は今も世界のどこかで起きているわけで。

 

反政府武装勢力が首都攻略する事も、起こりうるもの。

 

休日労働反対!とか、アイドル可愛いわ〜、とか言ってる地球の反対では、休日関係なしに銃撃戦が繰り広げられている事を考えると…

 

週3で働きたいとか、アイドル可愛いとか言ってたら、邪教徒として処刑されそう。

 

平和な日本に生まれて良かった…

 

しかし、アフガニスタンで内乱に苦しんでいる人がいる一方で。

クーラーのきいた涼しい部屋で、ビールを飲みながら、あーだこーだと適当なことをブログに書いている人間もいる。

 

結局こういうことなんですよね。

今回の内乱はで罪のない市民の安全が侵されるのはおかしいと思いますし、正されるべきだと思いますが、思うだけ。

所詮他人事。

 

翻って、自身の労働環境が一向に良くならないのも、他人にとっては所詮他人事。

自分が仕事で苦しもうがストレスマックスになろうが、別に他人は苦しくありません。

 

自分を救えるのは、結局自分だけなのか...

FIRE教の限界を感じさせますが、それでも、私は教祖として明日も頑張っていこうと思います。

 

最後良くわからなくなってしまった。

以上!

 

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