現代の強制労働所 パソナ帝国の闇について


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人材派遣会社のパソナが先日、淡路島に本拠地を移転しましたが、ここに来て更なる一手を打ってきました。

 

それは、コロナ禍で就職出来ない就活生の為に、千人もの学生を採用する、というものです。

 

これだけ聞くと、流石竹中平蔵!できる男はやはり違う!となるのですが、内訳を聞けば聞くほど醜悪な一面を見せてきます。

 

なんと、雇った人員の週の労働時間は30時間ほどで、残りの10時間は研修に当たるとのこと。

 

つまり、正社員ではなく契約社員として雇うということのようです。

契約期間は2年間ほど。

それまでに研修でスキルアップして羽ばたいてほしい、というスタンスらしいです。

 

契約社員のため、給料は額面で十五万ほど。

ここから税金や社会保険料で手取りは十三万ほどでしょうか?

 

そして、淡路島で働くにあたって社員寮に入る必要があるようですが、寮費が二万五千円。食費がなんと五万円!?更に研修費として二万五千円を払わなければならないとのこと…

 

つまり、手元に残るお金は3〜4万ほど。

 

携帯料金などの通信費や日用品を払ってしまえば、カツカツの生活になるでしょう。

 

…恐ろしい。竹中平蔵は現代の奴隷商か何かでしょうか?

 

恐らく、淡路島に本社移転する事で一定多数の正社員は辞めていくのでしょう。その補填を、今回の募集で安い労働力で補うことができる。

つまり人件費の削減ですね。

 

また、コロナによる就職支援の為、政府は補助金を出しているでしょうから、この千人もの契約社員を雇う事で補助金も貰える。

 

一石二鳥の妙手です。

 

そして、こんな労働者を舐めた募集ですが、恐らく就活生は殺到するでしょう。

 

何故なら、週三十時間の労働で済むというのは、働きたくない人間には格好の隠れ蓑だからです。

 

彼らはこう言うでしょう。

今はコロナ禍で就職が厳しい。この状況で妥協して中小企業に入るより、パソナに入りスキルを磨いた方が良い。

そして、2年後にコロナによる不況が解消されたら、改めて転職活動をしよう。

それまでは雌伏の時…今はスキルアップの為に耐える時期なのだ…と。

 

その考えがダメ。

雌伏の時?ただ単に正社員となって責任のある仕事や長時間労働がしたくないだけです。

 

つまり、スキルアップというお題目を得て、モラトリアムな生活を出来る限り続けていたいだけ。

 

需要と供給がマッチしているのですから、すぐに千人もの怠け者の奴隷が集まることでしょう。

 

勿論、中には真面目な子もいるとは思いますが。

 

しかし、足元を見た募集ですね…

願わくば、誰一人募集に応じないでほしいものです。

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