ふふふ、今日紹介するゲームは一味違ったものですよ…
表題の時点で何を言ってるか分からないと思いますが、ありのままを書いただけ。
その名の如く、魔王となった孔明が死んだ劉備を走らせるこのゲーム、コーエーという信長の野望や三国志で有名なゲーム会社がリリースしたシミュレーションRPGです。
概要は以下の通り(Wikipedia抜粋)
本作は、小説『三国志演義』を題材にしており、プレイヤーは魏の太祖武帝曹操となって中国の統一を目指す、ターン制のシミュレーションRPGである。後に廉価版シリーズ「コーエー定番シリーズ」、『三國志VI』とのツインキャンペーン版がそれぞれ発売されているが、他機種への移植は行われていない。
本作の特徴として、曹操の評判を表す「アライントメーター」が搭載されている。これは、ストーリー上で発生する選択肢によって青と赤のゲージ比率が変化し、それによって後半のストーリーが大きく変化する。ゲージによっては、魔王に取り憑かれた諸葛亮の打倒を目指すという史実の三国志とは大きく離れたシナリオとなる。また、他のリコエイションシリーズ同様、プレイの仕方によっては史実で死亡する曹操配下の武将を生存させることも可能。
…少し気になるところがありましたね。
そうです、このゲーム途中までは普通の三国志をやるのですが、曹操が言わなそうな選択肢ばかり選んでいると、ある時確変します。
なんと!古の魔王に取り憑かれた孔明が魔王復活を企み、曹操達はそれを防ぐ為に地下祭壇に潜り倒しに行く。
という破天荒ストーリーになるのです!
この会社、当時はどちらかというとお堅い真面目なゲームを作るのですが…
この展開には衝撃が走りました。
ククク、私は魔王…全てを滅ぼすもの…
とか言い出すんですよ?
そんなことあります?
当時はネットも発達しておらず攻略サイトなどもなかったので、偶然このルートに入った人は、自分の頭がおかしくなったのかと思ったでしょう…
本当は、おかしくなったのは制作側なのですがね。
この後は、むしろ当時の製作者の身に魔王が憑依したのではないかという怒涛の展開が続きます。
孔明が劉備を暗殺し、関羽が蜀を裏切り魏に走る。そのうち天下統一ほったらかしにして怪しげな祭壇探しに奔走する。
普通に考えればクソゲーか、と思うでしょう。
しかし、これがまた絶妙なバランスでストーリーが進むんですよ。
最初はそのあり得なさに呆然としていますが、徐々に引き込まれ。
最後には、孔明許すまじ!と普通にゲームを楽しむことができます。
おふざけルートかと思いきや、ストーリー展開も熱くて、普通に面白いんですよ…
是非やってみて欲しいので詳細は書きませんが、一部のセリフを紹介して終わりたいと思います。
◼️まずは手始めに龐統を殺すとするか…
なんか急に孔明が苦しみだしたと思ったら、この台詞…ここから全てが始まった…!
◼️近頃、今までにない妖気が天下に漂っています。
いきなり訳の分からないことを言い出す家臣…
今までそんなこと一言も言ってこなかったやん…
◼️策などありません。黄忠と趙雲がなんとかするでしょう。
!?孔明が職務放棄した瞬間。軍師がそれを言っちゃいかんでしょ。
◼️いかん、このままでは世界が滅亡する!
遂にゲーム崩壊。世界観が変わった。ファンタジー。
◼️この地下祭壇には、死者を復活させる力があるのか!?
三国志のゲームでこんな台詞を聞くことになるとは…
◼️流石に二度も死ねばもはや人の心も失うか…しかしこの方が操りやすいというもの。
外道孔明!かつての主君の死体を操り曹操達を襲わせるという鬼畜の所業!
■自惚れるな人間!貴様らごときがこの魔王を滅ぼせると本気で思っているのか?
あれ?ドラクエかな?バラモスあたりが言いそうな台詞を言い始めた。魔王はみんな同じようなことを言うんですね。
如何ですか?普通の三国志に飽きた人は、是非ともプレイしてみてください。
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